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2.4.4 水収支の成分 図-2.8 各水収支成分の年変化 Annual change in the component of water budget HYCYMODELを用いて、基底流出、直接流出、蒸発、蒸散のそれぞれの成分を算出した。その結果を図-2.8に示す。計算は1990年から1994年の間について行った。基底流出は周期的に、冬期の30 mm month-1から夏期の100 mm month-1まで変化する。一方、直接流出は冬期にはほとんど見られず、夏期には、不規則に変化する。 図-2.9 年毎の各水収支成分 Amounts of each component each year 図-2.9に各年の蒸発量、蒸散量、直接流出量、基底流出量(降水量は、これら4成分の和に等しい)を示す。5年間の平均値もまた、図-2.9中に示す。降水量に対する蒸発散量の割合は、約50%である。降水量の少なかった1991年と1994年においては、蒸発散量の割合が大きい。直接流出の年変動は、基底流出および、蒸発散量の年変動よりも大きい。蒸発散量がもっとも年変動が少ない。降水量の少ない年(たとえば、1991年)においては、直接流出は非常に少なく、基底流出も少ないが、蒸発散量は、他の年と同程度である。


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田中広樹