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2008.6.17
講義情報
2008.6.17
関西学院大学総合政策学部ネットワーク経済政策
「これからの地球学〜文理連携と境界〜」(2008年6月12日)
講義スライド(10MB),
配布資料(201KB),
寄せられた質問への回答
(感想など)
- 他大学の、しかも「文系」の皆さんを前に、講義(?)してきてしまいました。
言葉が通じるかどうか、めちゃめちゃ緊張しました。
しかし、ネットワーク経済学やGISに関連する学問分野の方々との間では共通に使える言語が多く、
相互理解は困難でないという感触を得ることができたのが、大きな収穫でした。
2007.5.09
H19年度環境学研究科講義・地球学1
「大気−地表相互作用の観測」(5月8日)
講義スライド(49MB),
配布資料(3.7MB),
アンケートの質問への回答
(感想など)
- ともかく2回分終了です。皆様、ご清聴(静聴?)ありがとうございました。
本講義では、おそらく受講した学生以上に、私自身にとって大きな収穫がありました。
講義というのは、聴くよりもやるほうが勉強になるようです。
- アンケート(質問)の提出義務がありますので、質問するまでもないことも、
とにかくアンケート用紙に書いてしまえという状況は理解できます(そうでなかった方もいると思いますが)。
それなりに、回答を掲載しますが、(半ば無理やりひねり出したとしても)
折角持った興味ですから、是非、自分でも調べてみてください。
あるいは、自分だったら、どう答えるかを考えてみてください。
なかなか勉強になりますよ。
2007.5.02
H19年度環境学研究科講義・地球学1
「大気−地表相互作用の観測」(5月1日)
講義スライド(23MB),
配布資料(0.5MB),
アンケートの質問への回答
まとめ(感想)
- 乱流フラックスの詳しい解説は、次回(5/8)に予定していたので、今回は説明不足となった。
わずか1時間が2回という講義構成上、初回になにを話すかは大変困難な課題であった。
初回講義は、観測の”さわり”の部分を、なるべく具体的に紹介することで、
観測研究への興味を喚起することを目指した。
乱流フラックスの詳細について興味を示す質問がいくつかあった点は、
ある程度の成功ともいえる。
- 一方、予想外だったのは、測定精度についての質問が多かった点である。
自然現象を観測する際には、測器の精度自身よる誤差よりも、
場の不均一性によって生じる理想条件下との齟齬が重要になるだろうと思われる。
得られた観測値が何を表しているのか?何を捉らえた値なのか?が重要となり、
なぜその値が観測されたのか?について考えることが自然現象を知る手がかりになる。
このため、私自身は、測定精度について、ほとんど考えたことがない。
個々の測器の設計精度として、自然条件下で問題となる誤差を生まないことも一因であろう。
- 繰り返しサンプル数などが重視される分野があることは認識しているが、
1瞬1瞬が異なった条件に変化する自然界における現象は、
1回きり、かつ、不可逆的な現象であることが多い。
このような観測では、1地点での1回の測定をいかに拡張できるかが、まさに議論となるところである。
- 本講義で紹介したフラックスタワーによる観測結果は、
直接的に広域に拡張したり、時間的に長期積分するには適さないと思われる。
観測点の広域展開も重要ではあるが、現実的には、すべての領域を網羅することは
不可能であり、それは、私自身の目指すところではない。
様々な観測研究を含めたそれぞれの研究には、それぞれの得意分野があり、それぞれの使命がある。
たとえば、、乱流フラックスの観測データは、
長期積分による年間収支の見積りには向かないデータだろう。
しかし、瞬間瞬間の環境(気象条件など)の変化に対応する地表面植生のリアクション
を直接的に理解するには、非常に便利なツールとなる。
また、1地点で測られた乱流フラックスの空間代表性はそれほど大きくない。
フラックスタワーの観測研究による私の大きなテーマのひとつは、
1地点で得られた情報から、いかに普遍性を抽出し、拡張性を持たせるか?
という課題である。
- 講義では、観測研究の重要性を強調したが、
1地点の観測だけで全てを理解することは不可能である。
衛星を使ったリモートセンシング研究や、客観解析気象データを用いた解析研究や、
数値モデルによるシミュレーション研究などと連携し、
相互に補完しあいながら、両輪となって進展することが極めて重要である。
私が、「観測研究が地球学を担う」と強調したのは、
それぞれの分野が自負をもち、どれもが主役となってこそ、
真の連携となると考えているためである。
(蛇足)
- 初の講義で、とても不慣れな点が多く、受講した方には、とんだ災難だったかもしれません。
しかし、どんな大教授もはじめての講義はあったはずです。どうぞ、温かい目で、よろしく。
- 聴くのとやるのは大違いで、講義って、凄く大変だ。ということが分かりました。
- 私が10数年かかって会得してきたことを、
2時間やそこらで解説するってのは、そもそも不可能ですよね?
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田中広樹